母の頬に触れていたい

2011年に脳腫瘍を患い、2020年5月現在、自分で喋ることもできない母が眠る前に頬に触れてハグする息子の日記。

ケトジェニックを実践

母の左手と左足が突然ピンとのびて固まる。

 

 

腫瘍が右脳にのびてきているのだろうか。

 

 

さすりながら筋を伸ばしたりするのだけれど、しかめっ面で痛そう。

 

 

表情とうめき声、泣いたり歯ぎしりしたりが母の精一杯の自己表現。

 

 

いつか話せるようになったらいいなと思い、ケトジェニックを試すことにした。

 

 

通常の食事から得る糖質はがん細胞の大好物。

(PET検査はその性質を利用した検査です。)

 

しかし、糖質制限をすることで身体は脂肪をケトン体というエネルギーに変えて使うことが可能なのだ。

 

さらにここが重要なんだけれど、ケトン体はガン細胞には吸収できないエネルギーです。

 

食事内容的に母にはつらい思いをさせますが、これでがん細胞が無くなってくれれば話せるし、いつか歩けるかもしれません。

 

 お医者さんに相談しつつ以下のメニューを試してみます。

 

朝:ゆで卵2つ、納豆1パック

昼or夜:魚100g、豆腐150g / 脂身のすくないお肉(胸肉やササミ)120g+食物繊維20g

 

※ここでいう魚とはマイワシ、サバ(缶詰もOK)、マグロ刺身、カツオ刺身などEPADHAは豊富なもの

※ここでいう食物繊維とはキノコ類、もずく、ブロッコリー、アボカド

 

 

それらにココナッツオイルから抽出されたMCTオイルを朝晩小さじいっぱいずつ飲む

 

 

キノコ類は抗がん作用があり、アボカドとMCTオイルは天然の抗がん剤とも呼ばれているようです。

 

 

MCTオイルは若干高いけれど、命に比べれば安いもの。

 

 

できるだけ味つけに糖質が入らないように、水分は多めに取らせつつ、かつできるだけ美味しく料理をして母に食べてもらうことにします。

 

 

ちなみにこの食事方法は長く実践することはできません、あくまで短期的に試す方法です。

 

 

これから、経過をみていきたいと思います。