母の頬に触れていたい

2011年に脳腫瘍を患い、2020年5月現在、自分で喋ることもできない母が眠る前に頬に触れてハグする息子の日記。

母はたくさんの水分をとる必要がある。 しかしながら、水やお茶、大好きなカフェオレですら飲むのが困難。 なので、ラクーナというシュガーレスのゼリー飲料を毎日飲んでいる。 ただそれだけではかわいそうなのでその季節季節のフルーツを父が買ってくる。 …

ケトジェニックを実践

母の左手と左足が突然ピンとのびて固まる。 腫瘍が右脳にのびてきているのだろうか。 さすりながら筋を伸ばしたりするのだけれど、しかめっ面で痛そう。 表情とうめき声、泣いたり歯ぎしりしたりが母の精一杯の自己表現。 いつか話せるようになったらいいな…

母が倒れるまでやっていた免疫を下げる習慣

2011年に手の痺れを訴え、職場で倒れ病院に運ばれた母。 母の病気をきっかけに脳腫瘍や癌について色々調べてきたので、僕たち家族はそういった病を患った家族が今までいない家庭に比べ随分詳しくなったと思う。 その母が倒れるまでに行っていた習慣(しかもか…

母の癲癇(てんかん)、無呼吸症候群について

母はイーケプラという癲癇の薬を飲んでいる。 脳腫瘍の患者にとって癲癇は多いみたいで、何度か癲癇の発作が起きて救急車のお世話になったことがある。 特に疲れてたり、睡眠の質が悪い時に発生することが多いよう。 去年、2019年のいつだったか2ヶ月ほど母…

免許更新がしたい

母は車の運転が好きだったため、リハビリして退院したら「まずは車の運転をしたい」としきりに言っていた。 僕ら家族もそれを願っていたけれど、結局リハビリでよくなるどころか右半身が完全に動かなくなり、それにともない免許更新は断念。 そのあと父の運…

手術が終わって

手術が終わり、沢山の管に繋がれたおかんは全身麻酔が聞いており眠った状態。 呼吸をしているのだけ確認して少し安心した。 担当してくださった京都大学のお医者さん、初対面の時あまりにも若くて(30代くらい)サーフィンとか好きそうな色黒でチャラい感じだ…

母が倒れた

2011年、故郷にいる母が倒れた。 東京で暮らす僕に対して、父から何度も入っていた不在着信に嫌な予感を感じつつ父へ折り返しそれを知った。 僕は仕事の休憩中、頭が真っ白になったが、夜仕事終わりに病院にいる母本人としゃべったところ「案外元気そうだな…